超漢字Vが発売されて、実質的に超漢字がウィンドウズ上で動くアプリケーションソフトウェアの一つになった。アプリケーションソフトウェアとして考えた場合、超漢字の魅力とは何であろうか。超漢字の良さが分かれば、ユーザが増え、未来に明るい展望が開けるだろう。自分にとっての超漢字の魅力を考えると以下の通りになる。
・実身仮身システム
・漢字検索
この二点が超漢字の最大の魅力だ。開いた仮身なども十分に魅力的だが、新しいユーザを開拓するという目的から考えると、簡潔に上記二点にまとめた方が分かりやすいだろう。

 このうちより汎用的な目的と言えば、ずばり実身仮身システムだろう。漢字検索はより目的が限定的だと考える。実身仮身システムを簡単に説明すればインターネットで多く使われているハイパーテキストだ。ハイパーテキストの機能をファイルシステムとして提供している。このハイパーテキストの機能を使って文章を書いたり、絵を描いたり、表を作成したりできる。データの連携がとても行いやすい。たとえば、ここにを差し入れることが可能だ。もう一つをすることもできる。超漢字という閉じた世界でこうしたことを行うことはとても簡単だが、現在の繋がった世界では、かなり物足りない。2ちゃんねるでも指摘を受けていたが、外部出力が超漢字にとって現在最も必要とされるものではないだろうか。共有フォルダ機能でも外部出力が可能ではあるが、超漢字の肝である実身仮身システム自身を外部出力しているわけではないので、何とももどかしい感じがする。作ったデータを出力することは可能でも、その繋がりを出力している訳ではないからだ。一番良いのは標準での機能を提供することだろう。もしこの機能が標準で備われば、超漢字の持つ実身仮身システムの素晴らしさがそのまま外部に利用可能になるだろう。せめての機能でも標準で備わらないだろうか。そうすれば、実身仮身システムの良さがもっと伝わるのではないだろうか。誤解しないでいただきたいが、何でも無料にしろと言っている訳ではない。新しいユーザを増やしていくにはそのくらいの覚悟が必要なのではないかと言うことだ。せめて超漢字のオフィシャルサイトで超漢字ウェブサーバのデモを行えば、もっと理解しやすくなるかもしれない。