かつて、NEC PC9801シリーズというパソコンがあり、そのPC上で動作するプランナートムというソフトウェアがあった。PC9801というハードウェア自体が珍しくなり、その上MS−DOSで動作するのだから、ウインドウズが主流の現代ではほとんど目にすることはないだろう。私自身は現在ウインドウズ上で動作するPC9801エミュレータを使ってプランナートムを動かしている。

 実際、インターネットで検索してもほとんど自分が書いたものばかりがヒットしてくる(笑)。知人の舘神さんがいつかプランナートムについてまとまった文章を書くつもりだと意思表示をされていた。私も自分の知っていることを書こうと思う。

 プランナートムとはアイデアプロセッサというもので、私はこのソフトウェアを起源として、現在超漢字を使っていると言っても過言ではない。この両者のソフトウェアにはよく似たところがある。発想をかたちにするということにおいて、共通する流れがあるのだろう。





 94年3月14日の記録には、文章にキーワードなどをつけて管理すれば便利だろう、さらに新聞の切り抜きなどを保存できればデータベースになるだろう、などと残っている。現在それが可能になっているわけだが、ここにいたるまでに13年近くかかったわけだ。あのころの自分が現在を見たら、さぞや便利な世の中になったと喜ぶだろう。