空気感

空気感ということばがある。写真や映像に使うことが多いようだ。空気の感じということだろうが、便利で不思議なことばだ。臨場感や奥行きということばに近いかもしれない。「フィルム写真にある種漂う空気感」というような使い方をする。そして、その意味はだいたい通じる。デジタル写真にはない雰囲気がフィルム写真には確かに存在する。実際、その雰囲気が好きで、最近ではもっぱらフィルムを使って写真を撮影している。だが一方で、その差はごくわずかだということも理解している。そういう些末な事柄に拘泥すべきではない。悪い意味での「こだわり」なのだろう。

「空気感」ということばを嫌う人がいるが、それはその拘泥に通じるものがあるからかもしれない。

最近、音楽鑑賞にまた凝り出している。iTunesを使ってCDをデジタル化したものを聴いている。今まで128KbpsのAACで保存していた。しかし、音にこだわる(!)のなら、Appleロスレスフォーマットの方が良いだろうと思い直し、試しに実験をしてみた。同じ曲を、一方は128KbpsのAACで保存し、もう一方はAppleロスレスで保存してみた。結果、その差はわずかな違いだった。そのわずかな違いを気にするかどうかは人それぞれだろう。確かに、ロスレスで保存した方が音に厚みが現れ、細かいところまで表現している。音が豊かである。それは実感することができる。一方128KbpsのAACの方も、通常聴く分には何ら支障はない。音の広がりは若干劣るが、それは本当にわずかな違いだ。気になるほどの違いではない。

それでもやはり、一度違いを認識するとロスレスの方で聴きたくなるのが私の性格なのだろう。
フィルム写真で撮影するのもまた然りである。

話は変わって、茄子の苗を買ってきた。さっそく植えて、茄子日記を書くことにした。

CANON IXY 310
試し撮り
EOSの視線入力
DNP CENTURIA フィルム生産終了
EOS IX EのIX情報

このブログ記事について

このページは、ちんみが2008年4月20日 21:36に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「デジタルカメラで夜景撮影」です。

次のブログ記事は「自宅にコンテンツ管理システムを導入」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。