2008年12月アーカイブ

古いものを見直すのは大変だ

先日OASYS Pocket 3(オアポケ3)を見直そうと思った。単三乾電池とバックアップ用のリチウム電池を交換して、電源を入れると、「FROMカードを入れ直してください」というメッセージが出る。システムが飛んでしまったらしい。ここから長い戦いが始まる。

オアポケ3はシステムが飛びやすい。システムがRAMに入っているからだ。バックアップの電源がなくなるとシステムが飛んでしまう。そしてシステムを入れ直すには、システムカードというものが必要になる。システムカードを作るには、もはやWindowsXP以降でサポートしていないSRAMカードというものが必要になる。SRAMカードもまたバックアップ電池が必要なカードで、前回交換したのははるか昔の話だ。果たしてまともに動くのかどうか怪しいが、ともかくこれを用意する。

何しろ古い機械のことなので、インターネットは殆ど役に立たない。自分の持っている膨大なデータの中から必要なものを取り出す必要がある。システムカードを作るためのユーティリティはバックアップのフォルダから何となく見つけることができた。これをシステムカードに移すためには、専用のソフトウェアが必要になる。このソフトウェアがWindows上では動かない。OASYSかFMRかMSDOSか、とにかく古い環境が必要なのだ。

つい先日Fedora9をインストールしたマシンを潰すことにした。Windows98をインストールして、これをMSDOSモードで動かせば、もしかしたら成功するかもしれない。ともかくWindows98をインストールすることが最初だ。その後、Windows98でPCMCIAを使えるようにする。ここまではおおむね順調だった(Fedora9のパーティションに一癖あり、そのままではWindows98でフォーマットすらできなかった。結局超漢字4を持ってきて、パーティションの削除だけを行った)。SRAMカードを挿入して、システムカード作成ユーティリティを動作させてみるが、正常に動かない。やはりWindows上ではダメらしい。あきらめかけたが、以前MSDOS用のPCMCIAドライバを持っていたことを思い出した。しかし、それがどこにあるのか分からない。もちろん、MSDOS用のPCMCIAドライバなぞインターネットで簡単に見つかるはずがない。薄らいだ記憶を頼りに、まずは自宅の全文検索サーバに「PCMCIA」と入力する。すると、手がかりが見つかった。自分の購入したPCMCIAスロットは「MobileMax DeskRunner」というハードウェアだったのだ。これを動かすソフトウェアが別にある。たしか「CARDSOFT」というのが手がかりになるんじゃないかと思って、この単語で全文検索すると、はたしてバックアップの奥の方に実行ファイル一式が残っていた。大昔のバックアップPDの中に残っていたのだ。DOS/Vマシンのconfig.sysやautoexec.batなども一緒に残っていたので、これを参考にMSDOS用の環境を作ってみる。とりあえず動くようにはなったが、結局システムカードはできなかった。ハードウェアが古くて動作が不安定になっているらしい。もしくはまだ足りないものがあるのかもしれない。データを「ddする」タイミングで異常終了してしまう。またはSRAMカードを認識することが不安定だ。

結局、オアポケ3はいまだ動いていない。
しかし、同時並行で行ったフィルムスキャンQSCANの再試行はうまくいき、いまはだましだまし使えている。たまにSCSIエラーがでるが、何度か立ち上げ直すと機嫌の良い時がある。これを見計らってスキャニングを行っている。

オアポケ3はまだ動いていないが、収穫はあった。自分の全文検索環境がすこぶる役に立つと言うこと、フィルムスキャナがまた何とか息を吹き返したこと、そして、オアポケ3の最新バージョンが041版まで上がっているのを知ったことだ(自分のは確か010版だ)。

vmware playerの不具合
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パールとメカブと案山子
MTOSが正常動作する
MTOS-4.2rc1-ja

OASYS Pocket 3

ポメラというデジタルメモが話題になっている。そのポメラの話題を見るにつけ、以前好んで使っていたOASYS Pocket 3(オアポケ3)のことを思い出す。自分ならばポメラではなく、いっそこの端末を使えばいいんじゃないかなと思う。キーボードが大きく、大変使いやすかったのだ。ワープロ機能だけでなくDOSも使えて、オアポケ3用のフリーソフトもたくさんあった。頑張ればネットワークにつながることもできる(今となっては実用的ではない)。データのやり取りも何とか可能だ(SRAMカード使用することが前提だ)。

古いものでも、使い方を考えれば今でも有効なのだろう。今でも使っているアイデアプロセッサのプランナートムもまたそういう類の道具だろう。この文章を書き終えたら、久しぶりにオアポケ3を取り出して電源を入れようと思う。

同じようなことを舘神さんもブログに書いていた。モバイルギアは持っていなかったが、欲しかった端末の一つだ。

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パールとメカブと案山子
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おからオムレツ

先日、座間の外狩豆腐店さんのおからがすごくおいしそうだったので、買って帰ってきた。
おからをケチャップで炒めて卵で包んだらおいしいかなと思い、試しに作ってみた。材料は、卵とおからとケチャップだけだ。

えいやで作ったわりには、家族に好評だった。簡単創作料理だと考えたが、よくよくインターネットで検索してみると、驚くほどたくさんヒットする。みんな同じようなことを思い付くらしい。ただし、私のものとは違って、もう少し具が豊富だ。おからと卵とケチャップだけというのはあまりない。

LG21 飲むヨーグルト
プルーンジャム
マドレーヌを作る
自家製の千葉産ピーナッツバター
コンビーフケチャップ炒め生卵のせ

フィルムスキャナが壊れる

APS標準対応のフィルムスキャナ「コニカ Qscan QS-1201JW」がいよいよ壊れる。十年以上使用しているので、仕方のないことかも知れない。試しにいつ頃購入したのか調べてみたら、コニカへのアンケートメールの日付が97年12月12日だった。この頃に購入したのだろう。

次のフィルムスキャナを入手する必要があるのだが、デジタルカメラ全盛のこの時代において、フィルムスキャナの需要というのはそうそう高くない。価格はお手頃というわけにはいかない。フラットベッドスキャナのおまけの機能としてフィルムを読み込み機能がある。それなりに使えるらしいが、すでにフラットベッドスキャナを持っているので、新たに購入する気にはなれない。

DPE店などでCDに焼いてもらったり、プリントしたものをスキャンスナップで読み込んだりと、いろいろやり方はあると思うが、これぞ本命というものはない。

時代に流されておとなしくデジタルカメラを使えばいいのだろうが、二千円で購入した一眼レフカメラが思ったより使いやすく、EF50mm F1.8IIを使うときれいに撮影できるので、なかなか他のデジタルカメラを使う気になれない。フィルムの雰囲気を捨てがたい。

CANON IXY 310
試し撮り
EOSの視線入力
DNP CENTURIA フィルム生産終了
EOS IX EのIX情報
富士フイルムのニュースリリースによると、来年3月に新しいフィルムを発売するそうだ。露光オーバー時にも色をクリアに再現するらしい。日本人の肌色をきれいに写すと言うことなので、今から撮影するのが楽しみだ。デジタルカメラ全盛の時代に新しいフィルムが発売されるというのは、とても未来が明るく感じられる。


CANON IXY 310
試し撮り
EOSの視線入力
DNP CENTURIA フィルム生産終了
EOS IX EのIX情報

アナログデータをどのように管理するか

先日の手帳オフで新聞や雑誌の切り抜きなどアナログデータをどのように管理するかが話題になった。

自分自身はscansnap(スキャンスナップ)を使い、仕事でもらった紙類や子どもの学校の配布物や作品などをどんどんPDF化している。その際に、テキスト検索可能に設定する。その後、Hyper Estraierで全文検索を行うようにインデックスをつける。検索する時は、cgiを使ってウェブブラウザから検索を行う。
scansnap.png
自分自身はこのシステムを使っていて、十分に満足な結果を得、また破綻することなく運用している。しかし、その話を説明したが、特にスキャン時の文字認識の精度の悪さのため、多くの人の賛同を得ることができなかった。スキャンしても、文字認識精度が悪く、結果PDFデータを多く死蔵させてしまうことになると言うのだ。せっかくデジタルにしても、その見やすさやデータの探しやすさが劣っていれば、使われることはない。多くの方の意見はそういうことらしい。自分自身はそういう見にくさや探しにくさを感じていないので、興味深い話であった。どのようにすれば、アナログデータを有効活用できるようにデジタル化できるのであろうか。私自身が出した答えは万人向けではないようだ。





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ご教授下さい

「ご教授下さい」という言い方に批判的な意見がある。例えば、
  • 誤用である。ご教示下さいの間違いではないか。
  • 大げさである。専門的、技術的な教えを継続的に教えるのではないので使うべきではない。
  • 慇懃無礼である。
  • 2ちゃんねる発祥の言い間違いを楽しむ風潮だ。使うのは良くない。
上記のような意見をインターネットで見受ける。しかし、私は上記の意見に違和感を覚える。
一つずつ記述すると、
  • 誤用ではない。「ご連絡下さい」という言い方があるように、日本語の文法として間違っていない。
  • 大げさではないと感じる。これは感じ方の問題なので、多様な意見があるだろう。
  • これも上記の意見と同じだが、「ご教授下さい」を慇懃無礼と取るか丁寧と取るかは相手によって変わってくる。
  • 2ちゃんねる発祥という意見は間違いだ。反例として、少なくとも2ちゃんねるが誕生するずっと前から、書物などで「ご教授下さい」という用例を見ている。
以上のことが、私が違和感を覚える理由だ。一番違和感を覚えるのは「その言い回しは間違っている」と言い切ってしまう人たちの不遜な態度だろう。

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手帳オフ

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舘神さん主催の手帳オフに出かけ、一次会と二次会に参加する。手帳に大変造詣の深い方たちばかりで、有益な話をたくさんうかがう。リフィルをいただいたり、名刺をいただいたり、便利な使い方を教えていただいたり、楽しい時間を過ごす。手帳については初心者なので、話が分からないなりにメモを取り、勉強の糧とする。

みなさんありがとうございました。舘神さん、幹事のお役目ありがとうございました。



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続々 手帳の話

続 ルースリーフ

無印良品のヌメ革バインダーシリーズがいずれも生産終了で、センターにもほとんど置いていない。バイブルサイズは難波店に数冊あるのみで、A5サイズ20穴のバインダー(ルースリーフタイプ)もほとんどどこにもない。結局、バイブルサイズは諦めて、A5サイズはダイナシティで現品限りを割安で購入した。欲しいと思ったものはすぐに手に入れないといけない。躊躇していると、次は手に入らないかも知れない。
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ルースリーフ

バイブルサイズのシステム手帳を使い始めて思い出したことがある。ミニ6穴→バイブルという流れの前に、ルースリーフを使っていた時期が長らくあったのだ。学生時代、ノートは全てルースリーフだった。それをひもで綴って保存しておいた。FUJITSU ScanSnap(スキャンスナップ) を購入した時、まずPDF化したのはこの保存していたルースリーフだった。今でも、システム手帳のリフィルがたまると、FUJITSU ScanSnap(スキャンスナップ) でPDF化している。

システム手帳が何故すぐに馴染んだか、これで納得がいった。ずっと似たようなシステムを使い続けていたからだ。


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muji.net ネットストア

しばらく前に、muji.netがリニューアルして以来、使い勝手が悪くなったと感じている。具体的には、リニューアルした割に、大して速度が改善していない、むしろ店舗にある商品が購入できないなど不都合が多い。改善点を強いて言えば、店舗の在庫状況が分かるようになったことくらいか。

バイブルサイズのシステム手帳を使うようになって、以前販売していたヌメ革のバインダーが欲しくなった。数店舗探しているが、どこにも置いていない。店員に聞くと、センターに在庫はあるものの、生産終了しており、取り寄せになるようだ。やはり無印良品の商品は欲しいと思った時に手に入れないといけないらしい。

今日は、しっとりローションとポリプロピレンのバインダー、インデックス、キャラメルポップコーン、仕切り板をミウィ橋本店で買った。

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MTOS-4.23

セキュリティアップデートのMTOS-4.23がリリースされたので、早速アップデートする。
特に問題ないようだ。
MediaWikiの開いた仮身(もどき)機能
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動画ブログ
YouTubeみたいに動画を管理する
PukiWiki Plus! でAutoLink機能を使いページ数が増えるとまずいらしい

続々 手帳の話

舘神さんからプロモーションの手帳が届く。いわゆる普通の手帳を使うのは実に久しぶりだ。学生時代に少し使ったことがあるのと、前の会社に就職したての頃に使ったくらいだ。

何はともあれ、ビジネス用にミニ6穴、プライベート用にバイブルサイズ、デスクダイアリーとして今回いただいた手帳を使おう。

舘神さん、手帳を送ってくださり、大変ありがとうございます。

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gOS cloud

ウェブブラウザのようなOSが発表された。以前舘神さんが次のようなことを話していた。アプリケーションもデータもオンラインにあり、PCにはウェブブラウザだけが必要になるといった内容だ。これに近いことがもうまもなく現実になるのだろう。

自分について言えば、データがインターネット上にあるというのは正直なじめない。データは自分の管理下で安全に保存したい。アプリケーションについては、最近はあまり利用していない。ドキュメントのほとんどはwikiで作成しているので、特別なアプリケーションを必要としない。残りは、vi+LaTeXなので、これもまたコンソールがあればどこでも使える。そう考えると、gOS cloudでも必要十分なのかなと感じる。少なくとも、Windowsでなければダメというのはごくわずかな部分なのだ。

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続 手帳の話

舘神龍彦著の「くらべて選ぶ手帳の図鑑」が届いた。私は基本的にシステム手帳派なので、いろんな手帳があるなあという感想とともに読んだ。一方妻は、システム手帳のリングが苦手なので、自分の欲しい手帳を探して熱心に読んでいる。結局、妻の欲しがっているタイプの手帳が見つかった(月間+大量のメモ)。この本はこうして使えるので大変便利だ。また先の話だが、この本を保存しておいて、後々昔はこういう手帳が売られていたのだなあと思い返すことができるだろう。願わくば、毎年刊行され続けて、毎年その翌年の手帳が探せると有り難い。
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システム手帳四方山話

システム手帳に関する雑談を書く。
舘神さんの手帳オフに参加をする予定だ。手帳に関する興味深い話を聞けるだろう。

今までずっとミニ6穴のシステム手帳を使っている。バインダーが無印良品のヌメ革製で大変気に入っている。それは仕事用に使い続けることにして、新たにバイブルサイズのシステム手帳を使うことにした。今までシステム手帳を使っていたノウハウがあるので、バイブルサイズを使うのにもそれほど抵抗はない。ただ、最初に揃えるものがいろいろあるので、初期投資はかさむ。

一方、舘神さんの新刊「くらべて選ぶ手帳の図鑑」のプロモーションで手帳をもらえることになったので、それの利用法も今から考えている。

新しくバイブルサイズのシステム手帳を作り上げるに当たって、次のようなことを考えた。

「バインダーは愛、リフィルは実用」

バインダーは好みで選び、リフィルは使いやすさで選ぶ、そんな傾向があるのではないか。単純には言えないが、そういう傾向があるのではないかと最近考える。


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