ご教授下さい

「ご教授下さい」という言い方に批判的な意見がある。例えば、
  • 誤用である。ご教示下さいの間違いではないか。
  • 大げさである。専門的、技術的な教えを継続的に教えるのではないので使うべきではない。
  • 慇懃無礼である。
  • 2ちゃんねる発祥の言い間違いを楽しむ風潮だ。使うのは良くない。
上記のような意見をインターネットで見受ける。しかし、私は上記の意見に違和感を覚える。
一つずつ記述すると、
  • 誤用ではない。「ご連絡下さい」という言い方があるように、日本語の文法として間違っていない。
  • 大げさではないと感じる。これは感じ方の問題なので、多様な意見があるだろう。
  • これも上記の意見と同じだが、「ご教授下さい」を慇懃無礼と取るか丁寧と取るかは相手によって変わってくる。
  • 2ちゃんねる発祥という意見は間違いだ。反例として、少なくとも2ちゃんねるが誕生するずっと前から、書物などで「ご教授下さい」という用例を見ている。
以上のことが、私が違和感を覚える理由だ。一番違和感を覚えるのは「その言い回しは間違っている」と言い切ってしまう人たちの不遜な態度だろう。

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このブログ記事について

このページは、ちんみが2008年12月14日 11:48に書いたブログ記事です。

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