ノーベル文学賞

J.M.G. ル・クレジオがノーベル文学賞を受賞した。誠にうれしい。ブラボーという気持ちだ。大学時代、ゼミで『砂漠(Désert)』を専攻し、卒論で『調書(Le Procès-Verbal)』を取り上げた。『David』を私家版として翻訳したこともある。今でもやはり最も好きな作家の一人だ。ル・クレジオの文体のリズムには少なからず影響を受けていると自分自身思うところがある。倉橋由美子風に言えば、私に対して最初にひどいあばたを作ったのがカフカならば、その後にひどいあばたを作ったのがル・クレジオだろう。

一方で、カフカの翻訳で著名な山下肇先生が亡くなった。翻訳や解説で記憶に残っている。時代の移り変わりを感じる。

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このページは、ちんみが2008年10月 9日 21:44に書いたブログ記事です。

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