ロックのための幸福な時間

BS世界のドキュメンタリー シリーズ みんなロックで大人になった 「第7回 インディー・ロック」を見る。

私はThe Smithsが大好きだ。それは今でも変わらない。倉橋由美子風に言えば、私に最も大きなあばたを残した。この番組はThe Smithsを出発点とし、ストーンローゼズやブラー、そしてオアシスを通り、最後にフランツ・フェルディナンドに辿り着く。ポールヤングやフィルコリンズではない(実は二人とも好きだ)。更に言えば、U2ではないものを目指していく。U2に対して批判的なのが興味深い。U2がそれだけ大きなバンドだということだ。私自身はU2の闘(WAR)が一番好きだ。

オアシスのための番組だ。たとえ辿り着く場所がフランツ・フェルディナンドであっても。

何が一番驚いたかというと、オアシスを含めてみなおじさんになっていたということだ。みな年を取る。
八十年代がスミスの時代としたら九十年代はオアシスなのだろう、そういう作りの番組だ。しかし、今は2000年も過ぎて2010年も間近に見える。二十年も前なのだ。

そしてまた、コールドプレイに対して批判的なのも面白い。オアシスはコールドプレイに対して批判的だからだろう。コールドプレイは商業的かつ小市民的過ぎるがそれを否定する要素はない。フランツ・フェルディナンドの音楽は悪くない。途中、トラヴィスなどもちらっと出ていた。このトラヴィスというバンド名の由来は、Paris, Texasから来ている。私の一番好きな映画だ。

閑話休題。文章が散漫になったが、この番組自体も散漫な番組だ。インディを解説する番組という作り自体が何かをもたらそうとしているわけではない。ただそういう時代だったのだと羅列しているに過ぎない。しかし、それが懐かしい。私の同時代を映している。


INTEC275でカセットを聞く
ラジオっ子
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(Marie's The Name) His Latest Flame
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このページは、ちんみが2009年1月11日 23:32に書いたブログ記事です。

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