潮風

今は横須賀に住んでいるが、子供の頃は茅ヶ崎に住んでいた。今ほど整備されていない国道134号線を自転車で走っていた時、海からやって来る湿った潮風に肺を焼いたものだ。現在、横須賀から鎌倉方面に向かって海岸線を自動車で走る時、同じように潮風を吸い込むが、同じような香りがしない。しかし茅ヶ崎の辺りを走る時、子供の頃の記憶がよみがえる。鎌倉周辺の潮風と茅ヶ崎のそれとは香りが異なるのだ。子供の頃の記憶を伴って、それについ最近気づいた。何が違うのかすぐに分かった。茅ヶ崎辺りの潮風には、松の香りが混じっているのだ。樟脳のような松の香りが混じった茅ヶ崎特有の潮風が吹いている。それは昔も今も変わらない。松の防砂林を越えてやって来る海からの風が子供の時の記憶を呼び覚ます。釣りに出かけた記憶、駄菓子屋で買い物をした記憶がよみがえる。昔の国道134号線はそれほど広くなく、どこもかしこも砂だらけだった。ダンプが勢いよく通り過ぎる横を、砂にタイヤを取られながら走ったものだ。今はその面影はない。
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このページは、ちんみが2009年6月17日 15:30に書いたブログ記事です。

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