夏の海岸道路

今日の午後、自動車に乗って藤沢の白旗交差点から江ノ島方面に進み、(こゆるぎ)を通って海岸道路に出た。日曜日のこの時間帯は大変に混雑する。今日はいつも以上の大渋滞だった。というのも、小動神社の祭礼で、一部道路が閉鎖されていたからだ。さらに久しぶりの晴れ間があり、海岸道路は馬鹿みたいに混んでいた。馬鹿みたいな浮かれ騒ぎで、憂鬱な気分になった。珍走団は走り回り、自動車の間をすり抜ける二輪車が自動車に接触して事故を起こし、女はタンバリンをたたき、男は黒人音楽を歌っている。肉の焼ける匂いがし、陽気な音楽が流れいてる。それは幸せな時間なのだが、一方で毎年訪れるこの異様なまでの乱痴気騒ぎに辟易してしまうのだ。夏の間、遠くからやってくる人たちにこの場所を貸し出すのだと思うようにしているのだが、それにしても九月になるまでは少なからず諦めの気分になる。

この文章を書いていて、倉橋由美子の「暗い旅」を思い出した。この小説の中でも、材木座海岸で乱痴気騒ぎをする場面が登場する。

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このページは、ちんみが2009年7月12日 19:40に書いたブログ記事です。

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