LaTeXを使う理由

以前勤めていた会社で新人だった頃、ある先輩にこう言われたことがある。
「表計算ソフトは表計算する時に使え」
要は表計算ソフトウェアを使う必要がないのに(表計算をしないのに)、整形目的だけで表計算ソフトウェアを使うな、ということだ。昔気質の職人みたいな先輩だったので、こういう言い方をしたのだろう。新人の頃大いに刷り込まれたので、やはり私も整形文書を作成するために表計算ソフトウェアを使うことに抵抗を感じる。

文書作成には長らく超漢字を使っていたし、少し前までは一太郎を使っていた。そして現在はLaTeXを使っている。新人時代に学んだので、LaTeXを使うことに抵抗はない。しかも現在は、インストールに便利な統合環境(pteTeX3)があり、高品質なフリーのフォントがあり、情報もインターネットにたくさん残っている。美しい整形文書を作成するのに、殆ど手間がかからない。

一太郎はもちろん良いワードプロセッサソフトウェアだ。私が高校生の頃一番最初に触ったワードプロセッサソフトウェアは一太郎バージョン3だった。そのあまりの速さ、変換の賢さに感動し、それまで使っていたカシオのワードプロセッサの使用を中止して、一太郎に乗り換えたくらいだ。バージョン3の良いところは、文書部分が基本的にテキストで保存されていて、その他の修飾情報などは別ファイルに保存していると言うところだった。すなわち、テキストファイル(*.JXW)を見れば、一太郎を起動しなくても、文章の内容を見られると言うところが良かった。

現在、Wiki上に情報システムを作っているので、テキストで保存するLaTeXファイルは非常に都合がよい。Wikiにテキストファイルとして貼り付ければ、そのまま情報として保存できる。超漢字で言うならば、開いた仮身状態で保存できると言うことだ。

結論を言うと、以下のようになる。
  • Wikiと親和性が高いので、LaTeXを使っている。
  • 簡単に美しい整形文書が作れるから使っている。
  • これはLaTeXではないが、viエディタに非常に慣れているので、編集がとても楽だ。

vmware playerの不具合
ファイル名をUTF-8化
パールとメカブと案山子
MTOSが正常動作する
MTOS-4.2rc1-ja

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このページは、ちんみが2008年9月 5日 20:50に書いたブログ記事です。

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